くさか里樹／ヘルプマン！

読むと真面目に考えなきゃならない問題から自分が逃げてるのが分かって、
もれなく落ち込むマンガなんですが、基本的に逃げても無駄な問題なので、
ちゃんと考えなきゃなぁ‥‥と、思わされるマンガ。

老人介護問題を扱ったマンガです。

例えば病院モノは、比較的頑丈に育ってきた私には、
異世界の話なので、フィクションとして捉えられるのですが、
『老いは誰にでも来る』と言うのは明確なことで、
痴呆老人を抱えた家庭は大変ですよ‥‥っつーエピソードが
てんこ盛りのこのマンガは、リアルで怖くて痛い。

怖がったり目をそらしてちゃいけないんだろう。
私も老いるし、私より先に両親は老いる。
あの人たちが痴呆になったらどうするんだ‥‥？

イブニングで飛び飛びに読んでで、単行本は読んでないので、
ちゃんと読まなきゃー‥‥と思いながら書店で素通り。
逃げてる私。
怖いマンガです。
でもイブニングを手に取ると強迫観念に囚われて読むけど。

コレ、バカ売れして皆が読むべきだと思います。
世代問わず読むべき。私もな。