【長文】なにゆえ野菜中心生活かという話

そもそもは1998年頃、とあるバンドのライブに行った折に
貰ったチラシの中にＪＡＶＡのがあったのです。

貰ったチラシに主に書かれてたのは
『化粧品の動物実験に反対します』という内容。

ウサギの首を固定して身動きできないようにして
開発中の化粧品のサンプルを目に垂らし
ただれていく様子で毒性を見たり、とかいうのが実験内容。
勿論ウサギは痛がって暴れます。
が、固定されてるので動けません。

拷問です。

ウサギの例の他にも、様々な残酷な実験が行われてると
ＪＡＶＡによって知りました。

動物が可哀想なので自然といやーな気持ちになりました。
今まで何の気なしに購入使用していた化粧水も乳液も
シャンプーも歯磨き粉も、小さい動物を拷問して殺した上で
作られてるんかと思うと大変いやーな気持ちになりました。

そして、世の中には『動物実験していない』メーカーも
あると知りました。実験＝動物殺しをしなくても
化粧水も乳液もシャンプーも歯磨き粉も作れるんじゃん！
だったらその企業を応援したい。いやーな気持ちにならず
使えるものが欲しい。

という流れで、まず動物実験をしていないメーカーの化粧品を
買うようになりました。洗剤も。
実験してないメーカーリストをケータイに送って持ち歩いて
ドラッグストアで買い物する時には必ずチェックするように
なりました。
それが2000年くらい。

「動物可哀想、ってんなら肉食もダメじゃん」と
同時に思ってはいました。
でもまあ死ぬまで苦痛を与える動物実験とは違って
食肉用の動物たちはサクッと殺されるんだろうから
そんなに苦しくないだろうとイメージしていました。

出されたお肉を残さず食べることが礼儀で作法で供養になると。

母親が肉より魚派だったので、実家では動物性蛋白質は
主に魚で摂取していました。自身も魚が好きな人間に育ちました。

2002年に実家を出て１人暮らしをするようになって、
食べるものを完全に自分で選べるようになりました。
自炊も外食も買い食いも適当に織り交ざった食生活に
なりましたが、自炊のための買出しの時
「たまには肉類も食べなきゃなあ」と思いながら
肉のパックを買うような感じでした。

食べることは大好きなので、よっぽどでなければ
エンゲル係数を気にしていません。
肉は高額だから避けると言うでもなく、
自然にあまり買いませんでした。
「牛乳と卵と小魚で動物性蛋白質は摂れてるから良いや」と。

2006年、下記のサイトに辿りつきました。

くまなく読むとしょんぼりします。
とりあえずもう進んで肉は食べるまいと思わされました。

【菜食のススメ】の一部分のページですが、
肉食のために拷問が行われてることがよく分かります。
食肉用の動物たちはサクッと殺されるんだろうとか
そんなに苦しくないだろうとか、大間違いなイメージでした。

鳥のハーブ焼きとか馬刺しとか好きだったけど
もう食べなくていいや。
焼肉とか焼き鳥とかもう行かなくていいや。
元々そんなに大好きじゃなかったし。

そういう気持ちになりました。
それからスーパーで肉コーナーは素通りです。
ごくまれに魚は買いますが、肉と肉加工品は買わなくなりました。

その後に昨年のベストセラーのこの本を読みました。

あとここのブログも読むようになりました。

感情面抜きにして、健康と美容の見地からも
動物性蛋白質はよろしくないそうです。
ますます禁肉生活でいいやと思うようになりました。

禁肉友達に「オール植物性素材でつくる料理本があるよ」と
教えられ購入しそのレシピで作ってみたりしています。

とは言っても、
外ではハムの入ったサンドイッチを食べます。
久々に会った友達に連行された店がもつ鍋屋でも一緒に食べます。
革ジャン着てるし革靴履いてます。
仕事上毛皮も扱ってます。
動物実験の上に成り立ってる医療機関にもお世話になります。

非常に中途半端ではありますが、
上記のような理由から、できるだけベジタリアンでいようと
している次第でございます。
けものはかわいいからいじめたくないのです。
魚は食べるけど。生き物差別の様子。

肉を食べることを楽しみにしていて、
肉食をやめられないしやめようとも思わないひとは
それで良いのです。
私も菓子がやめられません。養鶏や酪農のひどい話を知っても
卵や牛乳を使った菓子・アイスクリームがやめられません。
やめようとも思えません。ごめん鶏と牛。

ただ、私は、中途半端ではありますが、
できるだけ肉は食べたくないのでした。

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