■■■SHOCKING PINK

日々の徒然をダラダラと。

NANA/矢沢あい(1・2巻)

再読。

小松奈々‥‥本当にヤな女だなー(苦笑)。
気楽に人生スキップしやがって‥‥と
矢張り苦々しい気持ちに。初めて読んだ時の苛々に変化なし。
悪い印象は変わんないもんだw
ヤスとの初対面&ノブとの初対面時に、
「弁護士さん?」「(大きな旅館の)跡取り‥‥?」って
しっかりチェック入れてるあたり、
夢はお嫁さんでぇす(はぁと)っつー感じの
搾取系バカ女子っぷりがありありと出てて失笑。
奈々は男に対して「自分を養うに足る能力があるか」を
まず重視してんじゃんね。
重要なのはプロフな訳ですよ。
汚れてんなぁ‥‥っつーか、フツーのオンナノコらしい卑怯っぷり。
奈々の純粋なラブってのは、ナナに向かってる感情だけじゃんね。
(淳子へは姉か母に対するようだし)
過日、某ビアンのお嬢さんの日記にて
NANA初めて読んだ!ビアンマンガだった!!」って
アツイ語りを拝読したが、その通りだと思いますw

奈々みたいな卑怯な女子が世の中には多いから、
読者の支持も共感も得る訳だ。
自分をしっかり持って堅実に生きてる子の方が少ないのかもしれない。

(※奈々へは「しっかりしろよ!」と舌打ちしながら
 「頑張れよバカ‥‥」と思う。淳子の気持ちだなこりゃw)



1巻の説明的台詞の多さはプロローグだから仕方ない面も
あるんだろうけど、ナナとレンの風呂場でのやりとりは
「アンタら長い付き合いで何を今更自己紹介?!」って
思わされてしまいます。
まぁ読者に説明しないと始まらないんだけど。
マンガ描くのって難しいよなー、
脚本を作る技術と絵を魅せる技術、それらの製作にスピードと
商品たり得るレベルが要求されるしな。
今更ながら大変な仕事だと思う。漫画家ってすごい。