■■■SHOCKING PINK

日々の徒然をダラダラと。

諸行無常

出社するなり同僚から悲しいお知らせを聞く。
昨日連絡があって、取引先の大旦那が急逝なさったとのこと。
大旦那は細かくは知らないが90歳を超えていた。
お年寄りらしくスローモーな動きではあったが
腰もしゃんとしてらして、
本当に時々だったけど
「ワシのお客さんの注文だで」って
自ら車を運転して名古屋市内の弊社まで仕入れにいらしていた。
もう道楽で商売をしているも同然で、
跡を継いだ息子さんと弊社とはあんまり相性がヨロシクナイので、
今となっては小口のどうでもいい取引先といえばそうだったんだが、
たまに大旦那が来社されると歓待する気持ちだった。

その日、大旦那はいつものように元気に車を運転して畑へ行き、
普通に習慣の野良仕事をして1日過ごしたらしい。
その夜に風呂場で昏倒したか何かで溺れたような状態になり、
救急車沙汰になったがそのまま亡くなったらしい。
詳しくは知らないけれど、
私には羨ましがっても良い亡くなりかただったように伝わった。



病院でチューブだらけんなってた祖父を思い出した。
太平洋戦争の時に、昭和天皇の近衛兵をしていたというのが自慢話だった。




年数は別にテキトーでいいから、
死ぬ間際まで元気で自分の面倒見て、
ポクッと逝っちゃいたいです。叶うなら。