■■■SHOCKING PINK

日々の徒然をダラダラと。

モンスター観て来た


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公式サイト

話の大筋は知っていたので、
必要以上に心構えして行ってきました。

1)見終えた時に太陽が出てる上映時刻を選ぶ
2)小腹を満たしておく
3)劇場を出た後の行動計画を立てておく
4)PMS期は避ける


いや私、見聞きするものに影響受けやすいところがあるのです。凹み予防策です。



心構えが効を奏したのか、劇場内で号泣する事もなくw
無事に鑑賞後、公園でボンヤリしてます。

・自分の生活費くらいは自分で稼ぐべき
・昼間に働いて夜はちゃんと眠るべき
・出来るだけで良いから賢くなるべき

大まかな感想はそんなところ。
なんだか「太宰治人間失格」を読んだ後の感覚と似ている。
セルビーがアイリーンに頼りきりでワガママ放題なとこは、ちょっと「竹宮恵子/風と樹の詩」を思わせた。
セルビーはジルベールよりマトモで、
アイリーンはセルジュよりずっとダメだけど。

セルビーにはアンタも働きなさいよ‥‥と終始イライラさせられた。雛鳥みたいにアイリーンの稼ぎをあてにして、親の庇護下でしか生きられない子供じみたものを感じた。酒を飲んで夜遊びする事だけは一人前だし。
セルビーが、自分は保護されて当然だと信じて疑わない幸せなただの子供でなかったら、アイリーンの犯行も繰り返されることはなかったのではないかしら‥‥。

アイリーンは、彼女の生い立ち上、やむを得ないのだろうけど、愚かすぎたのだと思う。
堅気になろうと就職活動をした時に、上を見すぎないでいたら‥‥と思えてならない。弁護士の秘書だとか、そんな高給取りにイキナリなれる筈がないのに。セルビーのために焦っていたんだろうことが分かりすぎて、痛々しかった。

2人とも、夢見がちな子供だったんだと思う。
2人して悪い方へ悪い方へと進んでしまっていた。

セルビーは、周囲に説得されて
男性と結婚して普通の人生歩んでいくんだろうな。
ケッ。
骨の無いビアンだぜ。



アイリーンにとって、セルビーは天使だったんだろうな。
セツナイ。