■■■SHOCKING PINK

日々の徒然をダラダラと。

下妻物語

下妻物語観てまいりました。
興味あるけどどうしようかな‥‥と思っていて、
暇潰し感覚で劇場に赴いたのですが、
大変よい時間を過ごす事ができました。

篠原涼子が出てるの知ってた筈だけど、篠原涼子の出てくるシーンで
篠原涼子だと気付かずに「お母ちゃん役、いい感じの女優だなーw」とニコニコ見てました。
同じく宮迫も。ダメ親父役、良かったです。
小池栄子も白の特攻服が似合ってました。良いねぇサラシ!サイコーv

改めてオノレのヤンキー好きを確認。
特攻服とか改造バイクで暴走とか「ケジメつけろよ」とか
「何見てんだこの野郎←巻き舌」とか
観賞用の文化として私大好きです。
リアルヤンキーは身近に居たら迷惑だと思うんですが(苦笑)
漢字を間違えたり敬語を間違えたり
学校成績って点で頭が悪くて、
短気ですぐキレちゃってすぐ殴ったり凄んだりしちゃう
単純なヤンキーたちの、
情に脆くて1本スジの通ったとこが私は大好きです。

いや元々好きなので。
イチゴ(土屋アンナ)の風貌も大好きでw
一言一句や表情の作り方の「ああ、ヤンキーだなぁ(しみじみ)」っぷりが
ツボでツボで。
代官山をメンチ切って歩くシーンとかサイコーです。
いや土屋アンナ好演でした。

深田恭子は人形っぽい無表情の似合う美少女だけど、
ちょい目がキツイしロリータ衣装は似合ってんのかどうだか分かんないナー‥‥って
映画ポスターを見ても思い実際スクリーンを見ながらも思いましたが、
クライマックスの啖呵を切るシーンで納得。
ありゃあ目のデカい直球ロリータフェイスじゃあ務まらないシーンだわ。

イチゴにどつかれて一々マンガチックに吹っ飛ぶ桃子に一々爆笑。

桃子(深田恭子)もイチゴも、お互い別の意味でだけど
スジの通った個を重んじる女の子で、
群れないっぷりがカッコ良かったです。
2人とも子供だけどさぁw
冷徹冷静狡猾ロリータの桃子に、イチゴのアツさが伝染して、
「神様」と崇めるデザイナーに約束延期を申し出てまで
リンチに合うイチゴのところへ駆けつける様はチコッとジーン。
偉そうな口きいても寂しくて群れてたイチゴが、
孤高を貫く桃子に影響されてチームを抜けるのも、
そうそうそれが成長するってことよ?と微笑ましく見守りたい気持ちに。

桃子の「会いたいの」って電話もさー。カワイイよなーv
「オマエから会いたいなんて、初めてじゃん?」ってスゲー嬉しそうなイチゴも
どえらい可愛かったしなーv

オチのシーン、撮影現場で暴れるイチゴ、
苛々っぷりが可愛かったなーv
代官山散策のシーンで「芸能人を見た!」って興奮する、
田舎のヤンキーっぷり全開のとこも可愛かったなー。
ヒミコと伝説の刺繍屋の話の嘘八百を桃子に滔々と話してまで
桃子と代官山デートがしたかったのかよー!wっぷりも可愛かったなー。
恩人のアキミさんの結婚相手が、初恋?のリーゼントマンだって知って
「アタイがアキミさんにかなう訳ねぇよ‥‥」って泣き出すとこも可愛かったなー。
ミコさんとの殴り合いの喧嘩のシーンはカッコ良かったなー。

いやぁ喧嘩のシーン、良かったですわ。
なよっちいヘタレさがなくて。
レディースの喧嘩っつーとキーキー喚いたり髪つかんだり平手の応酬だったりと
どうにも「しょせんメスの喧嘩か‥‥」というガッカリイメージがあったんですが
キレイに殴り合ってて非常に爽快でした。

関西弁で捲くし立てて金属バット振り回すキレた桃子もカッコ良かったなー。
その後の嘘八百も込みでw
イチゴの原チャに2ケツで去ってくのもカッコ良かったー。

ってぇか真っ白ロリータ服に鮮血が飛ぶ絵面もキレイだった。
泥水に塗れた後のブチキレ桃子ステキだった。



桃子(スカタチ)×イチゴ(ズボネコ)のビアンムービー‥‥と言い切るには、
2人の間の友情が熱くて気高くて「スイマセン色恋呼ばわりして‥‥」って
気持ちになるので言えませんがw
色恋沙汰にうつつを抜かすことよりも、
とにかくマイウェイを行く孤高の美学の追求精神は尊いなーと
バカでも良いから行こう信じた我が道を!!と
なんだかアツイ気持ちになりました。
いや良い映画でした。